平成28年4月6日(水)至誠館大学アリーナに於いて「平成28年度至誠館大学入学式」を執り行いました。
入学生の皆様おめでとうございます。
祝辞
至誠館大学長 原田 憲一
新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
至誠館大学の基本理念は「至誠通天の心を持って、人類の福祉向上に貢献できる人間の育成」です。「至誠通天」は、萩の偉大な教育者吉田松陰先生の座右の銘に由来する言葉で、「至誠館大学」の名前はこの言葉に基づくものです。至誠とは人間ならだれもが持っている「良心」あるいは「まごころ」です。通天とは「天に通じる」、すなわち誰の心にも伝わり、ついには全世界に通じるということです。福祉とは「人の幸せ」です。
21世紀はグローバル化の時代と言われています。IT技術の発達であらゆる情報が瞬時に全世界を駆け巡るようになりました。しかし、同時に激しい社会競争の波が全世界を覆って貧富の格差が増幅されて、一握りの人間しか「人の幸せ」を掴めなくなっています。今こそ福祉の心が求められています。
本日は、限られた方々ではありますが、東京で修学する留学生の新入生のみなさまも出席されています。萩で学ばれる皆様は歴史ある美しい萩の町全体をキャンパスとする本学で、また東京で学ばれる皆様は日本の首都で、それぞれ充実した学業生活を送り、世界平和と福祉向上に貢献するという至誠通天の志をもった人材に育っていかれることを祈念して、お祝いの言葉といたします。
入学式の様子はこちら