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平成30年度事業報告書

自.平成30年4月1日 至.平成31年3月31日

目次

I はじめに

本学は、平成26年4月、吉田松陰先生の座右の銘である「至誠」を名称に掲げ、「至誠館大学」として出発し、30年4月に野村興兒学長が就任し、学長のリーダーシップのもと、大学改革に全学をあげて取り組んでいる。さらに、吉田松陰研究所の設立、総合型地域スポーツクラブ・至誠館クラブの創設など、地域貢献にも積極的に取り組み、地域とともに歩む大学づくりを推進している。

また、懸案事項であった経営基盤の強化に向け、学校法人菅原学園との学校法人合併について、文部科学省に認可され、31年4月1日より、「学校法人菅原学園 至誠館大学」として、再出発となった。

II 基本情報

1.建学の理念・大学の基本理念、使命・目的

建学の理念・大学の基本理念を次のとおりとした。

建学の理念

「世界の平和と経済の安定・人類の福祉向上に貢献できる人材の育成」

大学の基本理念

「至誠通天の心を持って、人類の平和とこころ豊かな社会に貢献できる人材の育成」

※「至誠通天」の四字を以て略語とする。

大学の使命を次のとおりとした。

使命

(1)社会福祉の増進
特に人道教育の推進に重点を置き、潜在的な社会的弱者(たとえば、児童養護施設等退所者、発展途上国からの私費外国人留学生、高等教育を必要とする社会人等)をエンパワーし、社会学・社会福祉学系大学として社会正義を追求し、福祉社会を実現することを具体的内容とする。

(2)地域貢献
山口県北部および島根県西部における唯一の四年生私立大学として、(1)特に本地域の学習・交流拠点として機能すること、(2)本地域が抱える少子高齢化と人口減少、地場産業の振興と後継者育成および伝統文化の記録・保存等の問題に関する教育研究を通じて、地域住民の健康の維持増進を図るとともに地域社会を活性化できる人材を育成することを具体的内容とする。

2. 3つのポリシーとキャリアデザイン・ポリシー

ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの3つのポリシーとキャリアデザイン・ポリシーを次のとおりとした。

①ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

至誠館大学の学士課程教育では、建学の理念および大学の基本理念を踏まえ、次に掲げる能力を備えた人材を育成するものとし、本学学則に定める卒業要件を満たした学生に対し、学士の学位(ライフデザイン学)を授与する。

  1. 「知識・理解」
    1. 人々の幸せ(福祉)の視点から地域における課題を探究するための知識、技能等を体系的に理解している。
    2. 修得した知識体系、技能等を地域社会の文化向上と福祉増進の実現と結びつけて理解することができる。
  2. 「汎用的技能」
    1. 世界平和実現に必要な、世界の地域文化を受容する柔軟的理解や関わりができる。
    2. 物事を多角的に分析するために、論理的な思考および判断ができる。
    3. 多文化共生に求められる豊かなコミュニケーション能力をもつ。
  3. 「態度・志向性」
    1. 至誠通天の心(公共的良心)をもち、各界の先駆者(パイオニア)として主体的に行動できる。
    2. 他者を尊重し、多様な文化や背景のある人々と協調・協働して行動することができる。
    3. 文化・福祉の向上に向けて、誠実に物事に取り組むことができる。
  4. 「総合的な学習経験と創造的思考力」
    1. 個人および地域の課題を発見し解決していくために、人間や地域の成長課程を幅広くとらえることのできる教養と実践力を有することができる。
    2. 人生で迎える節目ごとに生きることの意味を受け止め直し、自らのライフデザインの公共性を高めていくことができる。
    3. 身の回りの人びとの多様な人生の見取り図をデザインし、夢の実現を支えることができる。
②カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学の使命と教育目的に基づき、「豊かな教養」「公共心」「将来世代観点」「深い専門的知識と技能」を養い、学位「学士(ライフデザイン学)」にふさわしい志と知識と実践力を担保する体系的なカリキュラムを編成するために、以下の3つの要素(「学修・研究」「人間形成」「地域貢献」)を定める。

  1. [学修・研究]
    知識と技能のバランスがとれた学修(文武両道)を通して、地域社会に適応した人々の幸福(福祉)の実現に必要とされる、複眼的(共時的・通時的)視野と公共的良心(至誠通天の心)を養う。その際、特に初年次教育を重視して、基礎的コミュニケーション能力、創造的思考力、論理的判断力、キャリア形成の基礎力(①人間関係形成・社会形成能力、②自己管理能力、③課題対応能力、④キャリアデザイン能力等)を養う。また、卒業研究を通して、エビデンスに基づく客観的分析力と論証力およびプレゼンテーション能力を養う。
  2. [人間形成]
    広い分野の知識と豊かな教養の修得のために、文化・芸術に幅広く触れる。同時に、パイオニア精神をもって主体的に自他のライフデザインに取り組む姿勢を養うために、数多くの人生モデルに接する。また、心身の鍛錬を通じて、実社会での協調力やリーダーシップ等を養うために、各種スポーツ実技科目を習得する。
  3. [地域貢献]
    地域の理解と活性化を目的としたフィールドワークを行い、主体性と実践力の向上を図る。その上で、地場産業と連携したインターンシップを通して地域社会への貢献の志と社会人としての自覚を高める。
③アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

本学では、日本人および日本の大学で教育を受ける目的で日本に入国している外国人を対象にして、以下のような人物を受け入れる。

求める学生像

  1. 社会福祉の増進を志す人
    本学の建学の理念および基本理念に共鳴して、人々の健康福祉の向上と子どもたちが安心して暮らせる福祉社会の実現を志す人
  2. 地域貢献を志す人
    本学の建学の理念および基本理念に共鳴して、国内外における地域社会の福祉の向上と文化の発展を志す人
  3. 学びに意欲を持つ人
    ライフデザインの意味・内容をよく理解して、文武両道の修学を通して一人ひとりの自律的・自立的社会生活の実現に貢献できる人

入学希望者に要求される資質と学力

至誠館大学では、社会学・社会福祉学系大学として、以下の能力を期待する。

  1. 関心・意欲
    国内外で生じている諸問題に関心をもち、人々が共に幸せに暮らすことのできる社会を創りたいという志をもっていること
  2. 知識・理解
    1. 国内外で生じている諸問題を理解するために必要な基礎知識、すなわち、高等学校 の各教科のうちの5教科(国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語)の知識を修得していること
    2. 入学後の読解・表現・意見交換等を可能とする、「国語総合」及び「国語表現」を十分に修得していること(外国人留学生にも同等の日本語力を求める。)
    3. ボランティア活動や課外活動、異文化交流等の体験を有すること

選抜方法

至誠館大学では、「求める学生像」および「入学希望者に要求される資質と能力」を多面的に評価するために、多様な入学者選抜を実施している。

  1. AO入試
  2. 推薦入試(指定校推薦/専門高等学校・総合学科高等学校指定校推薦/公募推薦)
  3. 一般入試
  4. 大学入試センター試験利用入試
  5. 3年次編入学入試
  6. 私費外国人留学生入試
  7. 私費外国人留学生3年次編入学入試
④キャリアデザイン・ポリシー

本学の建学理念にふさわしいキャリア教育を行うために、以下の5つの方針を定める。

  1. カリキュラム・ポリシーに基づいた初年次教育を体系的に履修することによって、将来世代に主体的に関わることのできる公共性に満ちた専門職、教育者および職業人を志向する意識を養う。
  2. 2年次以降は、専門的知識の幅を広げ、地域貢献を通じて、社会福祉(=人々の幸せ)の向上に資する知識と応用力を養う。
  3. 3年次以降は、インターンシップを推進し、専攻横断的な学修を通じて、職業意識・職業観を磨き、自らの意味実現を思い描くための「ライフデザイン」力を養う。
  4. 文武両道の学びを通して、自律的・自立的人間として、地域社会の文化向上と福祉増進を担う至誠通天の志を養う。
  5. 山口県内の大学と連携して、「やまぐち未来創生人材(YFL:Yamaguchi Frontier Leader)育成・定着促進事業(COC+)」の目標達成のために、地域課題の発見と解決をテーマとする「課題解決型学習(PBL:Problem Based Learning)」を推進する。
3.沿革
昭和35(1960)年 山口県萩市瓦町に萩高等経理学校を設立した。
昭和40(1965)年 準学校法人萩学園が設立認可を受けた。
昭和41(1966)年 校名を萩女子専門学校に変更。教育課程に経理科・家庭科・商業デザイン科の3科を置く(各科とも修学年数3年、入学定員40人)。同年、萩女子短期大学設立期成会を設立した。
昭和42(1967)年 学校法人萩学園の設立認可を受けた(組織変更)。同年、萩市椿東前小畑に校地・校舎を取得し、国文科及び家政科の2科(入学定員各40人)を置く萩女子短期大学を開設し、河村定一が初代学長・理事長に就任した。
昭和43(1968)年 萩女子短期大学の開設に伴い、萩女子専門学校の学生募集を停止した。同年、萩女子短期大学国文科に図書館学の課程を設置した。
昭和44(1969)年 家政科に家政専攻と食物栄養専攻を設置した。同年、食物栄養専攻に栄養士養成施設の認可を受けた。
昭和45(1970)年 家政科の家政専攻と食物栄養専攻の入学定員を各50人に変更した。
昭和52(1977)年 家政科家政専攻の中に被服コースと陶芸コース(入学定員各25人)を開設した。
昭和54(1979)年 国文科に秘書士養成施設の認定を受けた(全国短期大学秘書教育協会)。同年、国文科に司書コース・秘書コース・観光コースを開設、家政科家政専攻に生活科学コース・陶芸コースを開設した。
昭和61(1986)年 国文科を司書コース・秘書コース・情報文化コースに、家政科家政専攻を生活工芸コース・国際生活コースに改編した。
昭和62(1987)年 家政科食物栄養専攻に栄養士コース・福祉コースを開設した。
昭和63(1988)年 国文科を国文学科(司書コース・秘書コース・情報文化コース)に、家政科を生活学科(生活専攻:生活工芸コース・国際生活コース・栄養士コース)に名称を変更した。
平成元(1989)年 萩市椿東狐島に新キャンパスを建設した。
平成4(1992)年 萩女子短期大学及び学校法人萩学園の位置を萩市椿東狐島5480番地に変更した。
平成10(1998)年 萩国際大学国際情報学部国際学科・経営情報学科の設置認可を受けた。
平成11(1999)年 山口県萩市椿東浦田5000番地に、萩国際大学国際情報学部・国際学科(入学定員140人)及び経営情報学科(入学定員160人)を設置し、初代学長に石本三郎が就任した。
平成12(2000)年 萩国際大学の開学に伴い、萩女子短期大学の学生募集を停止した。
平成13(2001)年 大学入試センター試験による入学者選抜を実施。これに伴い、大学入試センター試験萩国際大学試験場を開設した。
平成14(2002)年 萩国際大学国際情報学部経営情報学科に、教員免許授与の所要資格を取得させるための課程認定(高等学校教諭一種免許(商業・情報))を受けた。
平成15(2003)年 萩国際大学国際情報学部国際学科に、教員免許授与の所要資格を取得させるための課程認定(高等学校教諭一種免許(公民))を受けた。
平成17(2005)年 民事再生法の適用を申請、同開始決定。萩国際大学国際情報学部経営情報学科の学生募集を停止した。また、東京地方裁判所に再生計画案を提出した。
平成18(2006)年 東京地方裁判所が認可した再生計画を完遂し、民事再生手続きの終結決定を受けた。大学名称の山口福祉文化大学への変更及びライフデザイン学部設置の届出を受理された。これに伴い、萩国際大学国際情報学部国際学科の学生募集を停止した。
平成19(2007)年 大学名称を山口福祉文化大学に変更し、ライフデザイン学部ライフデザイン学科(入学定員140人)を開設し、「子ども生活学領域」「福祉心理領域」「健康スポーツ領域」「福祉環境デザイン領域」の4つの専門領域を設けた。取得学位は「学士(福祉学)」とした。
平成20(2008)年 東京及び広島にサテライト教室を開設した。
平成21(2009)年 ライフデザイン学部ライフデザイン学科の入学定員を、200人に変更した。同年、ビジネス文化領域を開設した。
平成23(2011)年 入学定員を240人に変更し、あわせて、3年次編入学定員10人を設定した。「福祉心理領域」を廃止した。
平成24(2012)年 学位の名称を変更し、取得学位を「学士(福祉学)」から「学士(ライフデザイン学)」とした。あわせて、「子ども生活学領域」を「子ども生活学専攻」に、「健康スポーツ領域」を「スポーツ健康福祉専攻」に、「福祉環境デザイン領域」を「建築システム専攻」に名称変更し、「ビジネス文化専攻」と合わせて4専攻とし、それぞれの専攻に定員を設定した。また、子ども生活学専攻に「幼稚園教諭一種免許」、スポーツ健康福祉専攻に「中学校・高等学校教諭一種免許(保健体育)」取得のための課程認定を受けた。6月、2度目の民事再生法適用を申請し、同開始が決定。山口地方裁判所に再生計画案を提出した。12月、山口地方裁判所より再生計画が認可された。
平成25(2013)年 大学名及び学校法人名を「山口福祉文化大学」から「至誠館大学」、「萩学園」から「萩至誠館」、にそれぞれ名称変更した。
平成26(2014)年 広島サテライト教室を廃止した。
平成27(2015)年 東京サテライト教室の田原町第2教室を閉鎖し、池袋に新たな教室を開設した。「建築システム専攻」の募集を停止した。
平成28(2016)年 山口地方裁判所より民事再生計画の終結決定を受けた。
平成29(2017)年 3月7日付けで公益財団法人日本高等教育評価機構から、認定の評価を受けた。
9月29日付けで萩市と地域連携包括協定を締結した。
平成30(2018)年1月 1月 東京サテライト教室を豊島区池袋の新校舎に集約した。
3月 ライフデザイン学部ライフデザイン学科「建築システム専攻」を廃止した。
4月1日付けで野村興兒学長が就任した。
4月18日付けで萩光塩学院高等学校と高大連携事業に関する協定を締結した。
5月12日に再編した同窓会「美萩会」を設立した。
5月23日に吉田松陰研究所を設立し、松陰先生の研究を始める。
11月6日に学校法人菅原学園との学校法人合併を文部科学省に申請する。
11月17日に総合型地域スポーツクラブ・至誠館クラブを創設した。
12月25日付で文部科学省より、学校法人菅原学園との学校法人合併の認可を受けた。
4.設置する学部・学科等(平成30年5月1日現在)
学部名 学科名
ライフデザイン学部 ライフデザイン学科
5.学生の状況(平成30年5月1日現在)

(単位:人)

学部 学科 入学定員 収容定員 入学者数 在学者数
ライフデザイン学部 ライフデザイン学科 240 980 308 980
合計 240 980 308 980
6.役員等の状況(平成30年5月1日現在)
区分 人数
役員 理事 6名 うち理事長 1名、学内理事 1名
監事 2名
評議員 14名
7.教職員の状況(平成30年5月1日現在)

(単位:人)

学部 専任教員
教授 准教授 講師 助教 助手 合計
ライフデザイン 17 5 4 6 0 32

(単位:人)

専任職員 パートタイマー
23 6

III.事業の状況

1.概況

平成30年度は学生募集の強化と財務の健全化及び地域貢献の充実を柱に、計画に沿った事業推進を図った。その結果、経費削減等に伴う財務の健全化と萩本校の入学者増加など、目標を超える成果が得られた。さらに、吉田松陰研究所及び総合型地域スポーツクラブ至誠館クラブの設立など、地域貢献にも積極的に取り組んだ。

2.学生募集の強化

平成30年度の学生募集では萩本校の教職員が一体となり、山口県内外の高校を訪問するなど強化を図り、入学者数240人(平成31年5月1日現在)、入学定員充足率100.0%で、新学部設置等の申請に向け、定員同数の入学者を目標に取り組み、目標を達成した。内訳では、日本人学生が62人(前年比4人減)、私費外国人留学生が178人(前年比64人減)、萩本校71人(前年比3人増)、東京サテライト教室169人(前年比71人減)となった。萩本校の増加要因としては、指定強化クラブによる募集活動が計画的に進んだことと積極的に大学の特色をアピールしたことが大きな要因であった。なお、北浦・石見地区出身者は6人及び児童養護施設等出身者は7人となっている。

3.経費の削減

平成30年度においても引き続き経費の削減に努め、教育活動収支及び教育活動外収支の経常収支では、収入が1,217,887千円、支出が1,186,774千円となり、経常収支差額は31,113千円の収入超過となった。特に国庫補助金の積極的な確保に努めるとともに、健全経営に向けた取り組みがさらに進んだ。

4.キャリア支援の状況

平成31年3月の卒業生は、161人で、うち萩本校では卒業生36人中、就職希望者31人、うち就職内定者31人で就職内定率は100%であった。東京サテライト教室では、卒業生125人中、就職希望者112人、うち就職内定者58人で就職内定率52%であった。本学全体の就職内定率は62%(前年比19%減)という結果となった。これは、私費外国人留学生の就職率が低かったことによるもので、その要因は、市場開拓が十分でなかったことによるものと思われる。

5.地域貢献の充実
  1. 吉田松陰研究所の設立:明治維新150年を記念し、5月23日に設立。6月22日には、380人が参加した和泉流狂言「至誠」の公演を、10月21日には200人が参加した公開講座「吉田松陰と明治維新」を開催。
  2. 総合型スポーツクラブ「至誠館クラブ」の創設・運営:萩阿武地域のスポーツ、文化の振興を図るため、11月17日に創設し、200人が参加した記念講演会を開催。さらに、地域のスポーツ、文化活動の支援を行う体制の整備に努め、大学祭に合わせ柔道教室の開催、萩城下町マラソン参加者の意識調査、キッズイングリッシュ等も運営した。
  3. 地域学実習の実施:新入生を対象に、地域の歴史風土を実地に学修するため、市内の世界遺産に指定された文化財施設やジオパーク等の自然を現地で学ぶ地域学実習を実施した。
  4. ホストファミリー制度の実施:市民からホストファミリーを募集し、新入生と交流を図ることで地元への理解を深めるための取り組みを行った。
  5. 公開講座の開講: 11講座を開講し、657人が参加した(前年度7講座187人)。
  6. 出前講義の開催:専任教員が専門分野に応じた出前講義を15回開催し、440人が参加した(前年度11回参加者269人)。
  7. 大学施設の開放:附属図書館、体育館、弓道場、教室等を開放した。
  8. 大学イベントの開催:大学祭及び前夜祭の開催、クリスマス子どもフェスティバルなどを開催し、多くの市民の参加があった。
  9. ボランティア活動の支援:地域の清掃活動、萩夏まつり、萩時代まつり、萩城下町マラソンなどに学生がボランティアとして参加した。今後も学生のボランティア活動を支援する。
6.高大連携の推進

大学教育と高校教育の連携を円滑にするため、4月18日に萩光塩学院高等学校と 高大連携事業に関する協定を締結し、大学・高校相互の講師派遣、部活動の交流、大学祭でのステージ発表などを実施した。

7.同窓会の統一

本学の前身である萩女子短期大学開設から52年目を迎えた5月12日に萩女子短期大学、萩国際大学、山口福祉文化大学、至誠館大学の従来からの組織を再編成し、美萩会として、同窓会の統一を図った。

8.教学体制の拡充

教学面では、教養科目「地域文化Ⅱ」を一般公開授業とし、市民の参加を得てアクティブ・ラーニングを推進した。さらに、山口大学COC+のメンバー校として、地域を学ぶ講座の設置やインターンシップ等への積極的な参加等を通じ、地元就職率の向上を図るとともに、地域に根差し、文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に応募するなど、地域に貢献する大学づくりを進めた。

9.施設・設備の改善
  1. 萩本校
    学習・学生生活に必要な情報を提供するポータルシステムの導入、第1学生寮通路の舗装化、第2学生寮の大規模改修を実施した。
  2. 東京サテライト教室
    学習・学生生活に必要な情報を提供するポータルシステムの導入とWiFiを整備するなど教育環境の充実を図った。