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3つのポリシーとアセスメント・ポリシー

① ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

1) 知識・技能

  1. 社会学・社会福祉学・経営学等現代社会を理解するために必要な知識と教養を身につけている。
  2. 「子ども生活学」「スポーツ健康福祉」および「ビジネス文化」の3つの専攻のいずれかに関する専門知識と技術を習得している。

2) 思考力・判断力・表現力

  1. 現代社会の課題を科学的にとらえ、論理的な思考や判断ができる。
  2. 現代社会に起こっている様々な事象をエビデンスに基づき分析し、科学的な考察のもと、自らの意見を的確に表現、伝達する能力を身につけている。

3) 主体性・多様性・協働性

  1. 「至誠」のこころを持ち、現代社会の課題に対して真摯に主体的に行動できる。
  2. 多様な社会や文化を理解し、自分と他者とが相互に理解し向上できる豊かなコミュニケーション能力を持つ。
  3. 他者を尊重し、異なった文化や背景のある人々と協働して社会や地域に貢献できる能力を持つ。

各専攻のディプロマ・ポリシー

子ども生活学専攻

子ども生活学専攻では、少人数教育を生かして個別指導を充実させ、学生個々の特性を引き出し伸ばします。また、現代社会の複雑な環境で育つ子どもたちの幸せ(=福祉)を支えるために、子どもを理解する視点と、特別な支援を必要とする子どもへも対応できる支援力を持った人材の育成をめざします。

知識・技能

  1. 1.子どもと家庭に対する理解を深め、子どもの最善の利益を保障する保育の幅広い知識と技術を身につけている。

思考力・判断力・表現力

  1. 1.子どもの育ちと子育てをめぐる課題について探究する思考力・判断力を身につけている。
  2. 2.子どもの視点から、必要な支援について考え判断することができると共に、保育の在り方についての自分の考えを適切に表現できる。

主体性・多様性・協働性

  1. 1.保育の質の向上および課題の解決のために、主体的かつ意欲的に行動できる。
  2. 2.子どもの生活や文化を保障し、子どものことを第一に考えた関わりができる。
  3. 3.子どもの健やかな成長および子育て支援のために、様々な人と協働して取り組むことができる。

スポーツ健康福祉専攻

スポーツ健康福祉専攻では、人々が幸福で豊かな生活を営むことができる社会の創出に貢献するため、一人ひとりの個性を理解する視点と健康やスポーツに関する幅広い知識と技術を有する実践力に富んだスポーツ指導者(中学校及び高等学校の保健体育教諭を含む)及び公安職系を担う職業人等の育成をめざします。

知識・技能

  1. 1.地域社会や学校等が抱える健康や体育・スポーツに関する課題を理解する視点と、それらを解決するための知識と技術を身につけている。

思考力・判断力・表現力

  1. 1.健康や体育・スポーツに関する諸課題に対して、科学的な視点に基づいた思考や判断ができる。
  2. 2.健康や体育・スポーツに関する事象について、自らの意見を正確に他者に伝えることができる。

主体性・多様性・協働性

  1. 1.地域社会や学校等の課題に対して、主体的かつ意欲的に行動できる。
  2. 2.健康や体育・スポーツに対する人々の多様な考え方を受け入れ、相互理解を深めることができる。
  3. 3.地域社会や学校等の課題解決に向け、他者と協働して取り組む態度を身につけている。

ビジネス文化専攻

ビジネス文化専攻は、日本の伝統文化の薫り高く、近代日本の英傑を多数輩出した萩と、日本の中心であり高度にグローバル化の進んだ東京という2つの拠点を活かして、地域の活性化に貢献するとともにグローバルに活躍できる人材の育成をめざします。

知識・技能

  1. 1.現代社会のビジネスの現場で起こりうる諸問題を理解するために必要な経済学・経営学に関する専門知識とともに、多文化理解に必要な幅広い教養と語学などの技能を習得している。

思考力・判断力・表現力

  1. 1.現代社会の課題を、それぞれの地域の文化的背景から理解し、経済学・経営学の知識を軸に、地域に根差した感性をもちつつ、グローバルな視点に基づいた論理的な思考や判断ができる。
  2. 2.ビジネスの現場で発見した現代社会の諸問題について、その地域の文化的背景を考慮しながらグローバルな視点から分析し、自らの解決策を的確に表現、伝達する能力を身につけている。

主体性・多様性・協働性

  1. 1.現代社会のビジネスの現場における地域の課題に対して文化的側面に配慮しながら、グローバルな視点で主体的に行動できる。
  2. 2.多様化したビジネスや文化を理解し、地域に根差した文化に配慮しつつ、グローバルな着眼点を提供することで、自分と他者とが相互に理解し向上できる豊かなコミュニケーション能力をもつ。
  3. 3.文化の多様性を尊重することで育まれる国際的ビジネス感覚をもとに、地域の人々と協働しながら社会全体の発展に貢献できる能力をもつ。

② カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

至誠館大学現代社会学部ディプロマ・ポリシーに基づき、学士(現代社会学)の学位を担保するために、基礎教育科目区分、専門教育区分を体系的に編成します。本学の教育課程編成、実施の方針を以下の通り定めます。

1) 教育内容の編成、教育内容

  1. 初年次教育では、多様な入学者が本学での主体的な学びに適応し、4年間を通じた学修の基礎を身につけ、専門教育へ導入することができるように基礎ゼミを主軸として、汎用的能力、態度・志向性の基盤の修得を目指します。
  2. 基礎教育科目区分では、現代社会を理解するための科目を配置し、現代社会の課題を捉える教養を養う科目群を編成します。
  3. 専門教育科目区分では、各専攻の専門分野の体系性に基づいて順次性をもって論理的な思考および判断ができるよう、年次進行に応じて科目を配置します。
  4. 1年次から4年次までゼミ科目(基礎ゼミⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、専門演習Ⅰ・Ⅱ、卒業研究指導Ⅰ・Ⅱ)を必修科目として配置し、担当教員が年次進行に応じて教育・研究に関する指導を行います。
  5. 様々な協定校留学プログラムを提供し、国際的に通用する人材および国際感覚を身につける人材を育成します。

2) 教育方法

  1. 各科目において、課題・レポート・試験等を課し、フィードバックに努め、シラバスに明記します。
  2. 能動的学修の充実のため、アクティブラーニング、双方向授業等様々な取り組みを積極的に取り入れ、シラバスに明記します。

3) 学修成果の評価

  1. 各科目の評価は、シラバスで成績評価基準を明記し、その基準に従って厳格な評価を行います。
  2. カリキュラムの評価は、GPAおよびルーブリック評価等に基づく客観的、多面的評価を実施します。
  3. 卒業時にはカリキュラム改善の指標とするため、アセスメントポリシーに基づく総括的評価を行い、カリキュラムのPDCAサイクルを推進します。

③ アドミッション・ポリシー(入学者の受入の方針)

本学では、日本人および日本の大学で教育を受ける目的で日本に入国している外国人を対象にして、以下のような人を受け入れます。

1) 求める学生像

本学の建学の理念および使命・目的を理解していること

  1. 福祉社会の発展を志す人
    人々の健康福祉の増進と安心して暮らせる社会の実現を志す人
  2. 社会貢献を志す人
    国内外における現代社会の多様な課題の解決と地域社会の発展を志す人
  3. 学びに意欲を持つ人
    現代社会の様相について深く理解し、問題解決のため他者と共生・協働して学ぶ意欲を有する人

2) 入学希望者に要求される資質と学力

本学では、社会学・社会福祉学系大学として、以下の能力を期待します。

  1. 関心・意欲
    ①国内外で生じている諸問題に関心を持ち、人々が共に幸せに暮らすことのできる社会を創りたいという志を持っていること
  2. 知識・理解
    ①国内外で生じている諸問題を理解するために必要な基礎知識、すなわち、高等学校の各教科のうちの5教科(国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語)の知識を修得していること
    ②入学後の読解・表現・意見交換等を可能とする、「国語総合」及び「国語表現」を十分に修得していること(外国人留学生にも同等の日本語力を求めます。)
    ③ボランティア活動や課外活動、異文化交流等に対する意欲を有すること

3) 選抜方法

本学では、「求める学生像」および「入学希望者に要求される資質と学力」を多面的かつ総合的に評価するために、多様な入学者選抜を実施しています。

  1. ①総合型選抜
  2. ②学校推薦型選抜(指定校推薦選抜/専門高等学校・総合学科高等学校指定校推薦選抜/指定強化クラブ推薦選抜/公募推薦選抜)
  3. ③一般選抜
  4. ④大学入学共通テスト利用選抜
  5. ⑤3年次編入学選抜
  6. ⑥社会人選抜
  7. ⑦私費外国人留学生選抜
  8. ⑧私費外国人留学生3年次編入学選抜

アセスメント・ポリシー

至誠館大学では、恒常的な教育改善を行うことを目的として、3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)に基づき、全学レベル、専攻レベル、科目レベルの3段階で、学修成果の可視化を行い、その検証は以下の方法で実施する。

1) 全学レベル

全学的な学修成果の到達度を検証し、教育改革、学生・学修支援の改善を実施します。

2) 専攻レベル

専攻の教育課程における学修成果の到達度を検証し、専攻の教育方法・カリキュラムの評価・改善を実施します。

3) 科目レベル

シラバスで提示された授業科目等の学修目標に対する評価や授業評価アンケート等の結果から、科目ごとの学修成果の達成状況を検証し、授業内容・方法の評価・改善を実施します。

学修成果の測定・評価指標

学生の学修成果の検証は入学前・入学時、在学時、卒業時・卒業後に次に掲げる指標・エビデンスを用いて実施します。

  入学前・入学時 在学時 卒業時・卒業後
全学レベル
  • 入学試験
  • プレイスメント・テスト(語学試験)
  • 入学時アンケート
  • 入学時取得資格調査
  • 事前学習
  • GPA
  • 授業評価アンケート
  • ルーブリック評価
  • 外部語学検定試験
  • ゼミ科目の評価
  • シラバス
  • 資格試験合格者数
  • 留学者数
  • 就職・進学率
  • 累計GPA
  • 卒業予定者アンケート
  • 卒業生アンケート
  • 就職先アンケート
  • ルーブリック評価
専攻レベル
  • 入学試験
  • プレイスメント・テスト(語学試験)
  • 入学時アンケート
  • 入学時取得資格調査
  • 事前学習
  • GPA(専門教育科目区分)
  • ルーブリック評価(専門教育科目区分)
  • 保育士養成課程、社会福祉士養成課程、教員養成課程での実習評価
  • 累計GPA(専門科目)
  • 各養成課程受講者数、修了率
  • 各検定・試験の受験者数
科目レベル  
  • 授業評価アンケート
  • 科目ルーブリック