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学長あいさつ

学長

至誠館大学長
野村 興兒(のむら こうじ)

経歴

  • 京都大学経済学部経済学科卒業
  • 元萩市長

本学を目指すみなさんへ

萩は藩政時代、防長二州の藩都として藩校明倫館はじめ多くの私塾、寺子屋が軒を並べ、全国に誇る文教のまちとしてにぎわいを見せてきました。その後、星霜を経て、明治維新100年の記念事業として「萩女子短大」が創設され、さらに4年制私立大学として新たに再出発し、24年が経過しました。

現在下関から鳥取県倉吉までの日本海沿岸には、4年制私立大学は「至誠館大学」のみであり、地方教育の拠点、また地方創生の拠点として地域貢献が大いに期待されているところです。

本大学は「世界の平和と経済の安定・人類の福祉向上に貢献できる人材の育成」を基本理念として掲げ、現代社会の多様性への理解を深めつつ、多くの諸課題に意欲的に対応できる人間形成に努めております。学部・学科は現代社会学部現代社会学科(令和3年4月1日名称変更)の1学部1学科です。現代社会の課題の中で3分野について専攻を設け専門知識・技術を修得することとしています。子ども生活学専攻、スポーツ健康福祉専攻、およびビジネス文化専攻の3つの専攻です。

さて本学は、萩本校キャンパスと東京キャンパスにより成り立っています。特色ある仕組み、運営としては、①ゼミナールを中心とした配慮の行き届いた学生相談・支援体制 ②クラブ活動の積極的支援 ③独自のきめ細やかな奨学制度が挙げられます。

特にクラブ活動については、硬式野球部、女子バレーボール部、ゴルフ部、陸上競技部、女子硬式野球部及び柔道部などの指定強化クラブ、またダンス部、児童文化サークル、茶道部などのクラブ・サークルも各々、大活躍中です。

本学は近傍に松下村塾、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡の世界文化遺産があり、また美しい自然環境に囲まれた地にあります。施設面でも設備の整った学舎、体育施設、学生寮が各々至近の距離にあり、学生食堂は昼時には多くの市民が来訪されます。本校ほど開放型の恵まれた学びの場は数少ないのではないでしょうか。

最後になりましたが、本学の名称は、吉田松陰先生の座右の銘である「至誠」に由来します。松下村塾の塾生はもちろんのこと、獄の囚人や牢役人に至るまで多くの人々の心を動かした松陰先生の生き様は「至誠にして動かざる者は未だ之あらざるなり」の言葉に凝縮されています。本学の学是とした所以です。