社会福祉士受験資格
社会福祉士国家試験対策講座
3年次の10月から社会福祉士国家試験の受験対策講座が始まります。前半は主に講義形式で基礎的な用語や制度体系等を覚えていき、後半は模擬問題や過去の問題を解いていく実践形式で、受講生の実力アップにつなげていきます。
※「ぶち」とは山口県の方言で、「非常に、すごく、大変」などを表現する際に使用される言葉です。
社会福祉士とは
社会福祉士とは、職業の名称ではなく福祉に関する相談援助・調整を専門とする国家資格です。
社会福祉士の主な仕事は、個人とその人が生活するのに必要な「こと」「もの」「ひと」を個人の権利を守りながらつなぎあわせていくことです。
- 社会福祉士の資格を取得した人は、主にソーシャルワーカーとして働きます。
- ソーシャルワーカーは介護福祉士やヘルパーとは違います。
- ソーシャルワーカーは、制度や政策、一人ひとりの生活に当てはまるよう相談や助言、調整・援助を行います。
社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格であり、福祉の相談援助に関する高度な専門知識・技能を有す専門職です。
生活課題を抱える人々(利用者)の相談に応じ、必要な助言や利用可能な制度・サービスの紹介をはじめ、サービスの利用調整や関係者間の連絡など、利用者を支え、その抱える課題を解決するためにさまざまな仕事をします。少子高齢化が進む中、介護保険制度の導入など新しい社会福祉の枠組みのもとで、将来的にも社会福祉士の活躍の場はますます広がっています。
在学中に社会福祉士の国家試験を受験できます!
すべての専攻の学生が指定科目を履修することで、 社会福祉士受験資格を取得することができます。
将来、社会福祉士として活躍するにしても、福祉分野のほかの仕事に就くにしても、 社会福祉(士)専門科目はすべての基礎となる科目です。履修後には社会福祉士の受験資格が 得られます。社会福祉士としての基礎を身につけることで、それぞれがめざす本格的なプロへの 道の足場を固めることになるのです。
社会福祉士受験資格取得に向けた本学での取り組み
1・2年 | 3年 | 4年 |
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社会福祉専門職として必要な幅広い知識と社会福祉に関する理論を修得する時期 | 1・2年で学んだ知識や理論を実践に移し、社会福祉専門職としての技術を身につける時期。同時に国家試験へ向けた対策を開始する時期
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社会福祉専門職としてより高度な技術を身につけ、国家試験受験対策に向けて本格的に取り組む時期
現場実習を含め4年間で受験資格を得られるようなカリキュラムになっています。 |
予想される将来の進路
- 高齢者のための施設
特別養護老人ホーム・老人保健施設・デイサービスセンター など - 障害者のための施設
知的障害者施設・身体障害者施設・精神障害者施設 など - 子どものための施設
児童養護施設・児童相談所・保育所・知的障害児施設 など - 行政などの相談所
市町村役場・福祉事務所・児童相談所・社会福祉協議会 など - 病院・診療所
病院・リハビリテーションセンター・精神保健福祉センター など
山口県内初!
スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程をスタート
本学は、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟の「スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程認定事業」の認定を山口県内で初めて受け、平成30年度よりスクール(学校)ソーシャルワーク教育課程を開始します。
スクールソーシャルワーカーは、いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待、貧困など様々な課題を抱えた児童生徒に対して、彼らの家庭環境や人間関係についての調整を図り、地域の社会資源やネットワークを活用することによって、課題の軽減や解決を図る専門職です。現在、スクールソーシャルワーカーは教育現場において求められており、教育分野に関する知識と社会福祉の専門的な知識が必要です。
スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士もしくは精神保健福祉士有資格者が適当であるとする文部科学省の報告もあり、また学校教育法においては学校の職員として正式に位置づけられています。国は、スクールソーシャルワーカーを今後数年の間に全国の中学校区に1人配置することを計画しており、専門的な知識をもつ人材の養成が急務となっています。本学では、そのような専門的な知識を有する人材の養成を開始します。
※スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程修了の認定を受けるためには、社会福祉士資格取得が前提となります。
平成29年度 授業配当科目
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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専門 |
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基礎教育 (教育) |
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※は卒業要件において必修を示す。
専任教員
東京サテライト教室
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高橋 一栄教授
主な担当科目:社会福祉概論、教職概論、教育課程論、専門演習、卒業論文指導
履歴・業績(PDF:196KB)