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至誠館大学ブログ

山田聰亮講師が共著者になっている論文が『International Journal of Environmental Research and Public Health』誌に掲載されました


山田聰亮講師が共著者になっている論文が、International Journal of Environmental Research and Public Health 第19巻6号に掲載されました。

Liu, Qiang, Toshiaki Yamada, Hang Liu, Li Lin, and Qiaoling Fang. 2022. “Healthy Behavior and Environmental Behavior Correlate with Bicycle Commuting” International Journal of Environmental Research and Public Health 19, no. 6: 3318.

自転車は環境と健康に優しい乗り物であり、その利用を促進することが環境や健康に関するさまざまな問題に対して有効であることが知られています。本論文は、環境意識や健康意識の高い個人が自転車を多く利用する傾向があるというこれまでの研究結果を踏まえ、さらに健康意識と環境意識に関連すると思われる行動について、自転車利用との相関を分析しました。その結果、健康行動については健康的な食習慣と自転車利用と間に相関は認められませんでしたが、禁煙や節酒など意識的に行われる健康行動と自転車利用との間に相関がみられました。また、環境行動については、こまめに電気を消すなどの支出を削減するために行われるエコ行動は自転車の利用との関連がみられず、逆にエコ商品を買うなど、支出を伴うエコ行動と自転車利用の間に相関が見られました。本研究の結果は、自転車利用を促進する政策において、人々の意識だけでなく、普段の行動も参考にできることを示唆しています。

*論文へのオープンアクセスはこちらです
アブストラクト:https://www.mdpi.com/1660-4601/19/6/3318

pdfバージョン:https://www.mdpi.com/1660-4601/19/6/3318/pdf

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