至誠館ブログ

至誠館クラブ2020年度プログラム開講日変更について

新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、皆様の健康・安全確保を第一に考えて検討した結果、プログラム(各教室)の開始を5月中旬に延期とさせていただきます。現時点での開講日は下記のプログラム詳細に掲載しております。
なお、開始時期について新型コロナウイルス感染症の状況を考慮して4月下旬に再度見直す可能性があります。4月下旬に変更の決定がなされた場合、改めてHP上と受講者の皆様へ郵送でお知らせいたします。

◇受講者募集について
・「幼児運動教室つばえるキッズ」は金・土曜日クラスともに定員に達したため申込を締め切らせていただきます。
・「韓国語講座」「アーチェリー教室」「入門ヨーガ教室」「太極拳教室」に関しては定員までに若干名空きがありますので開講後でも申込が可能です。申し込みの際には電話またはメールでお申し込みください。

◇申込方法
・先着順となりますので定員に達した場合締め切らせていただきます。
 TEL: 0838-24-4000(至誠館大学事務局:受付時間平日午前9時~午後6時)
 Mail: s.club@shiseikan.ac.jp
 →メールでのお申し込みの場合、件名に「○○(プログラム名)の件」、本文に受講者氏名、生年月日、住所、電話番号を必ず記入して下さい。
  

◇プログラム詳細

 幼児運動教室 つばえるキッズ 

クラス 時間 場所
金曜クラス 16:00~17:00

至誠館大学
体育館

土曜クラス 11:00~12:00

・対象者:2020年4月から年中・年長クラスになる幼児
・定員:各曜日15名
・指導者:井川 貴裕(至誠館大学教員)、至誠館大学学生スタッフ
・受講料:6,500円(第Ⅰ期9回分、クラブ年会費と保険料含む)※4月の中止になった3回分は返金対応させていただきます
・受講日:第Ⅰ期(5月~7月、全9回)→ 開講カレンダー:金曜日土曜日
     第Ⅱ期(9月~12月、全12回)
     第Ⅲ期(1月~3月、全8回)
     ※第Ⅱ期および第Ⅲ期は各期プログラム開始前に再度募集を行う場合があります。

 韓国語教室 

・対象者:萩市内在住の18歳以上の方
・定員:15名程度
・講師:李 文相(至誠館大学教員)
・場所:至誠館大学 5号館講義室
・受講料:7,500円(15回)
※受講料の他に別途クラブ年会費1,000円、保険料【高校生~64歳以下1,850円、65歳以上1,200円】が必要です。
・受講日:第Ⅰ期2020年5月11日~8月24日(全15回)
     毎週月曜日午前10時30分~午前11時30分
     開講カレンダーはこちら

 アーチェリー教室 

クラス 時間 場所

水曜クラス
2020年5月13日から毎週水曜日に開催

9:30~11:30

至誠館大学

土曜クラス
2020年5月16日から毎週土曜日に開催

9:30~11:30

・対象者:小学生以上で年齢の上限はありません。ただし、安全ルールやマナーを守れる人
・定員:水曜・土曜 各15名程度
・講師:やまぐちジュニアアーチェリークラブコーチ、山口市アーチェリー協会講師
・受講料:毎月2,000円(消耗品など)
※受講料は毎月初回に月ごと徴収します
※受講料の他にクラブ年会費1,000円、保険料【中学生以下800円、高校生~64歳以下1,850円、65歳以上1,200円】が必要です。

 

 入門ヨーガ教室 

・対象者:山口県内在住の方
・定員:20名程度
・講師:平山英子 (ヨーガ講師)
・場所:至誠館大学 柔道場
・受講料:10,000円(20回分)
※受講料の他にクラブ年会費1,000円、保険料【中学生以下800円、高校生~64歳以下1,850円、65歳以上1,200円】が必要です。
・受講日:2020年5月15日(金)~2021年2月12日(金)までの金曜日
     午前10時30分~午前11時30分 月2~3回程度 計20回
     開講カレンダーはこちら

 

 太極拳教室 

・対象者:山口県内在住の方
・定員:20名程度
・講師:小林富 (こばやしとみい)
・場所:至誠館大学 リトミック室
・受講料:1回1,000円(保険料等)
・受講日:2020年4月18日(土)(新型コロナウイルス感染症拡大予防の為中止)、5月16日(土)、6月20日(土)、7月18日(土) 毎月第3土曜日
     15時00分~16時00分
     

1年間の留学を終えて帰国!

2019年3月から韓国の協定校ハンソン(漢城)大学校に留学していたビジネス文化専攻3年生の今井みうさんが、1年間の留学を終えて帰国しました。以下は、今井みうさんの留学日記です。

ハンソン大学校に行ってすぐの頃は、言葉はもちろん文化や食事も違うので生活に慣れるのにしばらく時間がかかりました。前期は韓国語学習を中心とした授業を受け、後期は経営関連の専門科目を中心に授業を受けました。
韓国語の授業で韓国人と友達になるためのプログラムがあり、ペアになった女子学生とすぐに親しくなりました。

専門科目はやはり内容も難しく毎日が大変でした。でも、親しくなった友人や、以前至誠館大学に交換留学生として来ていた金スミさんにも、大学の課題を丁寧に教えてもらったりしました。

専門の授業には、グループワークが多く一つの授業で一回は必ず発表をしなければなりません。私もパワーポイント(PowerPoint)で発表原稿を作りみんなの前で発表しました。韓国人の前で韓国語で発表するのが恥ずかしかったこともありすごく緊張しました。しかしとてもいい経験になりました。

そんな毎日の中で私の一番の楽しみは、勉強の後、友人と一緒に買い物に出かけたり漢江のカフェでチキンを食べながら異文化について韓国語で語り合ったことでした。

早いもので、私の留学生活もあっという間に終わり帰国しました。今、韓国での留学生活がとても懐かしく、すぐにでも韓国の友人に会いに行きたいです。(今井みう)

 

 

 

 

至誠館クラブ2020年度プログラム受講者募集

至誠館クラブが開催する2020年度のプログラム「幼児運動教室つばえるキッズ」「韓国語講座」「アーチェリー教室」「入門ヨーガ教室」「太極拳教室」の受講者を募集しています。

◇申込方法

・募集期間:2020年3月2日(月)~19日(木)
・電話またはメールでお申し込みください。先着順となりますので定員に達した場合期日前に締め切ります。
 TEL: 0838-24-4000(至誠館大学事務局:受付時間平日午前9時~午後6時)
 Mail: s.club@shiseikan.ac.jp
 →メールでのお申し込みの場合、件名に「○○(プログラム名)の件」、本文に受講者氏名、生年月日、住所、電話番号、保護者氏名※1、希望する曜日※1を必ず記入して下さい。
 ※1 つばえるキッズのみ
 

◇プログラム詳細

 幼児運動教室 つばえるキッズ → チラシ

クラス 時間 場所
金曜クラス 16:00~17:00

至誠館大学
体育館

土曜クラス 11:00~12:00

・対象者:2020年4月から年中・年長クラスになる幼児
・定員:各曜日15名
・指導者:井川 貴裕(至誠館大学教員)、至誠館大学学生スタッフ
・受講料:8,000円(第Ⅰ期12回分、クラブ年会費と保険料含む)
・受講日:第Ⅰ期(4月~7月、全12回)→ 開講カレンダー:金曜日土曜日
     第Ⅱ期(9月~12月、全12回)
     第Ⅲ期(1月~3月、全8回)
     ※第Ⅱ期および第Ⅲ期は各期プログラム開始前に再度募集を行う場合があります。

 韓国語講座 → チラシ

・対象者:萩市内在住の18歳以上の方
・定員:15名程度
・講師:李 文相(至誠館大学教員)
・場所:至誠館大学 5号館講義室
・受講料:7,500円(15回)
※受講料の他に別途クラブ年会費1,000円、保険料【高校生~64歳以下1,850円、65歳以上1,200円】が必要です。
・受講日:第Ⅰ期2020年4月13日~7月27日(全15回)
     毎週月曜日午前10時30分~午前11時30分
     開講カレンダーはこちら

 アーチェリー教室 → チラシ

クラス 時間 場所

水曜クラス
2020年4月から毎週水曜日に開催
(月4回程度)

9:30~11:30

至誠館大学

土曜クラス
2020年4月から毎週土曜日に開催
(月4回程度)

9:30~11:30

・対象者:小学生以上で年齢の上限はありません。ただし、安全ルールやマナーを守れる人
・定員:水曜・土曜 各15名程度
・講師:やまぐちジュニアアーチェリークラブコーチ、山口市アーチェリー協会講師
・受講料:毎月2,000円(消耗品など)
※受講料は毎月初回に月ごと徴収します
※受講料の他にクラブ年会費1,000円、保険料【中学生以下800円、高校生~64歳以下1,850円、65歳以上1,200円】が必要です。

 

 入門ヨーガ教室 → チラシ

・対象者:山口県内在住の方
・定員:20名程度
・講師:平山英子 (ヨーガ講師)
・場所:至誠館大学 柔道場
・受講料:10,000円(20回分)
※受講料の他にクラブ年会費1,000円、保険料【中学生以下800円、高校生~64歳以下1,850円、65歳以上1,200円】が必要です。
・受講日:2020年4月10日(金)~2021年3月までの金曜日
     午前10時30分~午前11時30分 月2~3回程度 計20回
     ※受講者の方に開講カレンダーを配布します。(8月は休講です)

 

 太極拳教室 → チラシ

・対象者:山口県内在住の方
・定員:20名程度
・講師:小林富 (こばやしとみい)
・場所:至誠館大学 リトミック室
・受講料:1回1,000円(保険料等)
・受講日:2020年4月18日(土)、5月16日(土)、6月20日(土)、7月18日(土) 毎月第3土曜日
     15時00分~16時00分
     

令和元年度 子ども生活学専攻 卒業研究発表会開催

212日(火)に子ども生活学専攻の卒業研究発表会が行われました。

<開会の挨拶をする梅木先生>

大学での学びの集大成として、子ども生活学専攻の4年生が臨みました。
3年生からはじまった専門演習を基礎として、およそ2年間をかけて各自の興味・関心を深め、研究を進めてきました。
<会場の様子>

今回の卒業研究発表会は、発表者全員が自信に満ちた様子で発表を行っていました。
最後に専攻長の石川先生から講評が行われ、

「3年生から始まった卒業研究を完成させるまでの流れは、これから社会人として働くために必要なスキルが全て含まれている。これからも疑問に思うことは調べ、そしてそれを整理し、自分の言葉で語ることを大切にしてほしい。」

という言葉が、4年間至誠館大学で学んだ子ども生活学専攻の4年生に贈られました。
<専攻長の石川先生による講評>

子ども生活学専攻の4年生のみなさん、お疲れ様でした。

<卒業研究発表会が終わってホッとした表情の4年生>

野村学長が蔚山市長を表敬訪問しました

2020年2月12日、萩市の野村学長が、蔚山市のソンチョロ(宋 哲鎬)市長を表敬し、 市長、副市長をはじめ職員総出での大歓迎を受けました。野村学長と宋市長は、日本と韓国で姉妹都市第1号の萩市と蔚山市の間で交流し友好を深めてきたこれまでの歴史を大切にしながら、現在難しくなっている政治外交の問題を乗り越えるためにも、大学間の学生間交流が大切であることなどを話されました。

 

 

 

 

 

 

 

左から野村学長と宋 哲鎬 ウルサン市長

韓国のウルサン(蔚山)市の地方新聞 Focusに、野村学長の蔚山市ソンチョロ(宋 哲鎬)市長表敬について報じました。

2020年2月12日付 Focus(蔚山=フォーカスデイリー)記事が取りあげられた。
記事内容こちら

記事内容の翻訳

ソンチョロ(宋 哲鎬 )市長は、12日、市役所 接見室で日本国の姉妹都市である萩市所在の至誠館大学の野村興兒学長(前萩市長)に会って、韓国と日本の地方自治体間で最初に提携を結んだ歴史を持ち、以来、両都市が外交的な問題を乗り超えて青少年交流等文化芸術分野の持続的な交流について話し合った。

 

 

 

 

韓国ウルサン(蔚山)大学校で本学の学生3名が語学研修

2020212日、本学の学生3名が韓国の蔚山大学校で45日の語学研修をしました。両大学間では今後、更なる交換留学や語学研修等が活発に進められることになります。
語学研修では、蔚山大の寮に宿泊しながら蔚山大の学生と学内だけでなく、市内、名所の慶州の有名な仏国寺、釜山市のヘウンデ(海雲台)などにも出かけて交流しました。

異文化体験では、韓国の民族衣装を着て韓国流のお茶をたしなみました。

ウルサン(蔚山)大学校で語学研修をした学生3
左から語学研修生の濱崎安奈(はまさき あんな)さん、家田心春(いえだ こはる)さん、岡田愛衣(おかだ めい)さん、

今回の語学研修によって、韓国文化への理解がさらに深まりました。

 

 

 

 

 

 

 

吉田松陰研究所 紀要第1号「松下村塾と明治維新」を発行!

松下村塾と明治維新

2019年12月、「吉田松陰研究所紀要」第1号「松下村塾と明治維新」を刊行いたしました。

吉田松陰研究所は、明治維新の原動力となった多くの人材を育てた教育者である吉田松陰に関する調査・研究を行い、その成果を提供することにより、地域の発展に寄与することを目的として、平成30年(2018)、至誠館大学内に設置しました。

1.内容 吉田松陰研究所開設記念 至誠館大学公開講座「松下村塾と明治維新」の講演録(平成30年10月21日開催)

  • 「私と松下村塾研究」海原徹
  • 「吉田松陰の海外認識と工学教育論」三宅紹宣
  • 「現代に生きる松陰先生-反薩長史観・誤解を超えて」関厚夫
  • 「松下村塾の学びの実践-伊藤博文の場合」瀧井一博
  • 「早すぎた思想家:吉田松陰とその時代」桐原健真

講演1~5の要旨(抜粋)をご参照ください。

2.発行部数 500部(発行日 2019年12月20日)
3.贈呈先 萩市内高等学校・中学校 18校
山口県内市町立図書館、大学図書館、博物館・資料館など約100施設
4.一般販売価格 1,000円(税込)
ご希望の場合は、吉田松陰研究所(TEL.0838-25-3233)にお申込みください。

吉田松陰研究所

業務
  1. 調査・研究および出版に関すること
  2. 各種資料の収集・保管に関すること
  3. 講演会、展示会の開催に関すること など
組織
  • 所長  野村学長
  • 副所長 三宅紹宣(広島大学名誉教授)
  • 事務局 至誠館大学内 担当:山本
設立(開所式) 平成30年(2018)5月23日
開所時間 月・火・木曜日の9時~17時、水・金曜日の9時~12時

至誠館大学公開講座 吉田松陰研究所 紀要 第1号

目次

開会あいさつ

至誠館大学学長・吉田松陰研究所所長   野村興兒

1

講演1 「私と松下村塾研究-刊行図書を中心に」  

京都大学名誉教授   海原 徹

3

講演2 「吉田松陰の海外認識と工学教育論」  

広島大学名誉教授   三宅紹宣

6

講演3 「現代に生きる松陰先生-反薩長史観・誤解を超えて」  

産経新聞東京本社編集局編集委員   関 厚夫

15

講演4 「松下村塾の学びの実践-伊藤博文の場合-」  

国際日本文化研究センター教授   瀧井一博

26

講演5 「早すぎた思想家:吉田松陰とその時代」  

金城学院大学教授   桐原健真

35

パネルディスカッション

コーディネーター:至誠館大学学長 野村興兒
パネラー:海原 徹、三宅紹宣、関 厚夫、瀧井一博、桐原健真

43

資料(当日配布レジュメ)

53
  • 【日程】平成30年(2018)10月21日(日)午後1時~5時30分
  • 【会場】至誠館大学 1号館101教室

講演1~5の要旨(抜粋)

講演1 海原徹「私と松下村塾研究」

松下村塾の優れている点、その教育の特色や長所について、何よりも強調すべきは、そこで教育の自由、教える自由と学ぶ自由がほぼ完璧な形で保障されていたということでしょう。教師として松陰は、どこからも、何者にも妨害されず、自由に教えることができました。一方、塾生たちもまた、自由に出入りし、何をどう学ぶか、各人が一人一人決めています。

要するに、教育の自由が、言葉の厳密な意味で100パーセント保障されていた。村塾とはそういう教育の場であったのです。現在の我々の学校や教育に最も欠落した、しかし、一番大切なものではないでしょうか。これが長年、村塾研究に携わってきた私の得た答え、結論のようなものです。(4~5ページ)

講演2 三宅紹宣「吉田松陰の海外認識と工学教育論」

立派な『吉田松陰全集』があるんですが、そこに所収されてない、入ってない史料が実はありまして、それは主に、松陰が海外のことを勉強した関係の史料です。それが入ってないっていうことが、やはり松陰を研究するに当たって全体像がまだ紹介されないままで研究されている。そこに、問題があるんではなかろうかということを申し上げたい。

松陰が海外に関して非常によく勉強しておったと、その前提が抜けてしまっています。その前提を抜かして、松陰の攘夷論は海外のことを知らない、非常に無謀な論であるというふうな論に導く人もいます。そこが、やはりこれからは見直していかなければいけないだろうと思っております。(6ページ)

松陰の工学教育論ですが、これを聞いても、ほとんどの人は驚いて受け入れないだろうというふうに、本人も懸念しています。事実、すぐには受け入れられることはなかったわけです。ただし、これは明治になって工学教育は、大学の中に一つの学部として位置づけられる、そういう時代がやってくるわけです。それを切り開いていくのは、実は松下村塾で育った伊藤博文とか、それと交流して常にいろんな情報を交換しておった山尾庸三ですね、そういった人たちによって成し遂げられていくことになるわけです。そういった意味で言えば、松陰のこの問題提起は、実は門人たちによって達成されていったということができるかと思います。

そういったことがさらには日本産業革命につながっていくわけです。まさに松下村塾が産業革命に貢献した、あるいはその遺産として非常に意味があるというのは、こういった論から評価できるのではなかろうかというふうに思っております。(14ページ)

講演3 関厚夫「現代に生きる松陰先生」

近年の松陰先生批判は『吉田松陰全集』に目を通さないばかりか、先生の生涯、さらには幕末維新史解釈やその現代との比較についても、「つまみ食い」あるいは勉強不足や思い込みのゆえに史実を無視して展開される傾向が強いと言えます。これは「素人作家」のたぐいだけではなく、残念ながら名の知れた評論家や歴史家の方々の中にも見受けられます。(15ページ)

司馬遼太郎さんの松陰先生観を概観してまいりました。まず、松陰先生のことは少年時代に誤解をしていたものの戦後、作家となり、40歳前後でしょうか、『吉田松陰全集』をひもといたことから松陰先生に対する評価が一変し、その敬愛の念は最晩年まで年月を経るにしたがって強くなっていったと言えると思います。(21ページ)

講演4 瀧井一博「松下村塾の学びの実践」

伊藤博文は演説というものを重視した。国民に直接自分の言葉で、政治の理念というものを語りかけるということを重視した。それも、政治家の選挙公約のようにですね、自分が政権とったら鉄道敷きますとか、公共工事これだけ持ってきますとかですね、そういうふうなことではなくて、彼は国のありかたがどうあるべきか、政治というのはどうあるべきか、ということを国民に語り続けた、そういう政治家でありました。(30ページ)

伊藤は「如何なる人が政府に立っても、如何なる党派が政権を把っても、政治となった以上は眼中党派を措かず、公平に事を行い、民を見るに自党他党の区別をせず唯々民の事業、民の生活、国家の利害如何と云うことを見るのみでなければならぬ」と述べています。

伊藤にとって政党というのは、国民が自分たちの考え方を政権の中に流し込んでいける、そういうパイプであるべきであったわけです。(31ページ)

伊藤は松陰の思想内容というものではなくて、まさに松陰の教育の方法というものを受け継いでいった。例えば、飛(ひ)耳(じ)長目(ちょうもく)という松陰の有名な方法論がありますけれども、それをまさに伊藤は実践していたわけですね。彼は絶えず新しい知識を求めた。そして旅と読書を通じて人々と会って議論し、絶えず知識を刷新していく。そういったことを、伊藤は自分のポリシーとしておりました。これはまさに松陰から学んだことだと言えます。(33ページ)

講演5 桐原健真「早すぎた思想家」

こうした松陰の自他認識の転回を「松陰三戸」と呼んでおります。地名に戸のつく3つの場所で、彼がその視野を広げていったということです。

一つ目が、平戸(1850)でありまして、彼はここで他者としての西洋認識を獲得し、翌年の江戸(1851)で問題意識を先鋭化させるとともに、煩悶を重ねていきました。そして、三つ目の水戸(1851末)で、ついに日本という自己像を獲得するのです。

ここで言う、「自他認識の転回」とは、「戦うべき他者」と「守るべき自己」の自覚でありまして、端的には、「藩」という垣を越えるものであり、象山が治国から平天下そして五世界へと転回した軌跡を、松陰はこの「三戸」を通して歩んでいったのであります。(38~39ページ)

至誠館大学
萩本校キャンパス

〒758-8585山口県萩市椿東浦田5000 TEL:0838-24-4000(代)
FAX:0838-24-4090

至誠館大学
東京キャンパス

〒170-0014東京都豊島区池袋1-13-18 TEL:03-6907-0858(代)
FAX:03-6907-0857

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